和の雰囲気あふれる復活商品「絹流」
2018年に発売された和紙のような風合いの新商品「絹流」。実は、この「絹流」は、以前「レーヨンバッグ」の名前で販売されていました。そんな、ほかには無い特色を持つ絹流はなぜ一度販売を停止してしまったのか? そしてどのようにして再度販売するに至ったか? などなど、「包み隠さずお話します」!
開発のきっかけ
5年経っても復活を望む声
以前レーヨンバッグを製造していた設備が使用出来なくなり、独特の風合いが作れなくなってしまいました。そのため、やむを得ず一度は廃盤。しかし、独自の質感を持つレーヨンバッグを気に入って購入していたお客様が多数。販売中止から5年が経ってもなお復活を願う声が止まず、新たに開発を行うよう決定しました。
商品へのこだわり
●高級感ある独特の風合いをどう表現するか
さっそく、社内では新レーヨンバックの商品開発が始まりました。しかし、以前の設備は使えない状態。この独特な高級感ある風合いを再び作り出すというのは簡単ではなく…。現在使える設備で、あの模様を出すために何度も何度も試作を繰り返しました。ある程度目星をつけていたクラフト紙も、実際に模様を施してみると案外近い出来栄えにならなかったり、紙に独特の風合いを持たせるために、様々な方法や素材で加工を何度も繰り返し試したり。雰囲気が出るよう調整を重ねました。
●「Made in JAPAN」へのこだわり
絹流は和の雰囲気が魅力であり、伝統工芸品や酒瓶など、日本らしいアイテムを取り扱うお店に多く卸されています。だからこそ「Made in JAPAN」にかなりこだわっており、国内工場で製造しています。和紙を特殊な技法でクラフト紙に貼り合わせたベルベオ独自の紙を、一つひとつ手作業で折って紙袋を作っています。
また、レーヨンバッグから絹流へのリニューアルにともない、紐だった持ち手は和の風合いにこだわり紙三本寄紐を採用。紙袋の底面ラベルはクラフト紙を使い、より絹流になじむよう工夫をほどこしました。
●悩みに悩んだ「絹流」のネーミング
試行錯誤して完成した商品。しかし、こだわりぬいた風合いとミスマッチな『レーヨンバッグ』という商品名に違和感を覚え、新しい名前を付けることにしました。すでに「彩流」という和の雰囲気を持つ商品を扱っており、「流」という字は使いたい、という思いがありました。
そこで、ふと表面の白雲流繊維が持つ、繊細かつしなやかな美しさが絹のように見えたことから、絹と流で「絹流」に決定。実は絹には「キン」という読みは無く、日本に実在する名字「絹石(きんせき)」からインスピレーションを得て「キンリュウ」という響きを採用しました。に決定しました。
おすすめの使用シーン
●清酒やお弁当、和雑貨小物など
絹流の卸先は、酒店や和雑貨を扱うお店が多数。雰囲気とマッチする、和の贈答品での利用がオススメです。例えば、T-ミニ特(下段中)はお団子は小さめのお弁当、お寿司に。T-一升瓶(上段右)は、規格名の通り一升瓶にジャストサイズ。T-ワイド(上段左)は陶器や陶芸品、お皿やミニ盆栽など。豊富なサイズ展開なので、ピッタリの商品がきっと見つかるはずです。
その他、工房やアトリエ、ワークショップなど、和のアイテムを制作されている方にもおすすめです。紙袋にこだわるだけで、あなたのこだわりのアイテムがワンランクアップしますよ。
開発から販売まで、試行錯誤を経て、リバイバルに至った絹流。「いまはふりがなを振っているけど、いつか『キンリュウ』という読み方がお客様のなかで一般的になれば」と制作担当者は願いをこぼしていました。そんなこだわりのつまった絹流を一度手に取ってみてください。
●絹流(きんりゅう)の詳細はこちらから